2012年5月20日日曜日

電動雀卓来る

電動の麻雀卓が家にやってきた。もとの持ち主の家の都合で、うちで預かることになったのだ。

 一時的なものなのか、それとも永遠なのか不明。
50キロもあるこの大そうな機械を男4人が汗びっしょりになって車から降ろし、2階の麻雀部屋(殿の囲碁部屋でもある)へ担ぎ上げた。

ごらんのように狭い階段なので、50キロを担ぎ上げるのは至難の技。それでも必死の形相で
「ここをあげるから、そっちを下げてくれ」
「一度この角を通してそこを回して」と
4人で知恵を結集してこれまた狭いドアから運びいれた。最初はドアが邪魔になって、運び入れは不可能かと思われたときの殿の言葉。
「最悪ドアを除ければいい」(アホかっ、と心の中であきれましたわ~)
結果、ドアは外さずに済んものの、階段の手すりのビスがぶっとんだ。そんな様子がおかしくてデジカメに収めていると、横から遊び仲間の1人が
「奥さん、これだけの労力を家のことに欲しいと思うでしょ」と笑う。全くその通り!


4人は高校時代の同級生(クラスは違うらしい)で、ここ数年、月に1、2回の割合でポンだのチーだのと騒いで遊んでいる。もちろん、景品(?)はチョコレートです(コホッ) 朝9時から夜6時までの時間、卓を囲むのだけれど、家のものは一切面倒をみないという素晴らしいルールがあって、飲み物持参、お昼は4人でぞろぞろ食べに行ったり、弁当を買ってきたりして自分たちで何とかやっている。アルコールも一切なし。

エアコンを使うこともあるので、雀荘経営者の私(?)は帰り際に千円いただけるシステムだ。男たちが帰ったあとで麻雀卓を触ってみた。真ん中ではサイコロがころころ回る仕掛けになっていて、ちょうど胸のあたりには白い棒をいれる引き出しがついている。

この機械で一番びっくりしたのはとても静かなこと。男たちの笑い声だけが窓から聞こえてくるだけ。彼らはこうやってよぼよぼのおじいちゃんになってもポン、とかチーとかいいながら遊ぶのだろうな。

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